ひとり井戸端会議

つまりは雑記帳です

March 2009

理系だから法律にかかわることはないなんて甘い


事務職の場合。

理系の学部出身だから、省庁の法律関係の担当を任されるなんてことはない。

・・・・なんて甘いです。

理系だか技術系だか研究系だか知りませんが、法律を扱う部署に異動するのはよくあることです。



「それって適材適所を無視してない?だから公務員って適当なんだよ」
という意見もあるでしょう。

しかし、公務員である以上、法律と無関係な部署がいいな、なんていうのは甘いのです。
文系じゃない、法律なんて全然。
そんなのは理由にはならないのです。

国家公務員になったら、法律に関する仕事を任されるのは当然だし、どこの省庁や部署に配属になっても、そこには必ず法律や規則の「縛り」があります。

1文字の間違いも許されない世界です。

そして解釈の仕方も様々な、昔の法律だってあります。
各県庁から、そして住民から、そして弁護士からマスコミから。
法律の解釈を問われて、あやふやな返事や適切でない返事をしてしまうのは大変危険です。
まさか下っ端の担当者が自分の判断で正式回答をするなんてありえませんが。

しかし中には、「自分で勉強しろ」という上司もいるでしょう。


かといって、法律に従っていればそれでいい、というものでもありません。
いろんな解釈ができる書き方をしている法律だっていくらでもあります。

国語力の問題というより、謎解き、暗号解読の世界です。


理系だから無理。

なんて、公務員にはありえない言い訳なのです。




大丈夫です、人は慣れる生き物です。

5月病の時期さえ乗り越えれば、気がつけばすっかり公務員気質になっていることでしょう。

それは同時に住民から離れた意識になるということでもあるので、バランスをうまくとってもらわないと困るのですが。

「安定した楽な仕事だから」を志望理由にしていたら合格しない



安定しているし楽だし。


という理由で公務員になろうと思っていたら、まず公務委員にはなれません。
どんなに頭が良くても、面接の時点で落とされてしまいます。

公務員にしても民間企業にしても、「仕事をして」「給料をもらう」のです。
ですから仕事に対する心構えができていない人は、今の時代、いくらのんきな公務員だって「君はいりません。さよなら」となってしまいます。

そもそも、税金をお給料にもらっているのですから、それだけの覚悟を持って仕事に向かうのが本当なのです。
安定しているからとか楽だからとかいう考えの人に、払った税金が給料として渡される。

納税者が納得するわけありませんよね。


それに最近の公務員試験は、面接がとても厳しくなってします。
「君は公務員として仕事していける人なの?」という部分をチェックされます。

まあ、特にそんな大きな夢とか目標とかあるわけじゃないんですけど・・・・・普通に人生送っていきたいんで・・・・・安定した職業って、やっぱり安心ですし・・・・・

なんて考えていることを見抜かれたら、たとえ1位で1次試験をパスしても、「サヨウナラ」です。


ちなみに霞が関の省庁のとある部署の場合。
昼間は各県からのさまざまな問い合わせや報道機関への取材対応。
夜は国会対応。
その後が、自分の仕事をする時間になります。

寝る時間?さあ。



そんな一方、小石雄一さんのような公務員もいます。
仲間数人と始めた小さな勉強会。
今ではたくさんの人が集まる巨大サークルに。
勉強会のお知らせメルマガは読者3000名。
この人は時間管理のプロですね。
こういう人は、退職してもきっと毎日が楽しくて仕方のない充実生活が待っているんでしょう。
ちょっとうらやましいですね。



さて、公務員は職業として安定はしていますが、全ての公務員が、毎日夕方からはヒマな時間というわけではありません。

確かに夕方からは自分の時間という公務員だってたくさんいます。
さすがに夕方からというわけではないけと、夜、自分の時間はある、という公務員もいれば、「執務室が家ですが何か?」という状態の公務員だってたくさんいるわけです。

さて、どんな公務員生活が待っているのか?
それはあなたの運次第です。


そうそう、前回も言いましたが。
公務員から「転職」したくなった場合。

退職しても、失業保険は1円もありませんので、そのあたりも計算に入れた上で、転職計画を立てましょう。

「安定」ってどういうこと?

安定を求めて公務員になろうとしている人、多いと思いますが。

まさか、定年までずっと実家(あるいは購入したマイホーム)から通勤できると思ってないですよね。

公務員にも転勤はあります。
単身赴任も普通にあります。
子供がまだ小さいからとか親の介護があるからとかそういうのは理由になりません。
公務員になりたい人はいくらでもいるんですから、「じゃあ辞めろ」となります。
市町村の場合はその市町村内が転勤の範囲ですし、県庁の場合は、その県全域が転勤範囲となります。

国家公務員の1種の場合は特に、全国が転勤対象といってもよいでしょう。
各地方自治体(県庁)に転勤となるケースは多いのです。
場合によっては、霞が関に採用されたのにその年に転勤・・・というケースもあるようです。
地方都市で何年か過ごして、霞が関へ戻る場合もありますし、地方都市から地方都市へと回される人もいます。

いろいろな仕事経験を積みなさい、ということのようです。
1種はいわゆるエリート候補ですから、人事側も、そして受け入れる県庁側も、人より仕事レベルが高くて当然という意識を持っています。
(・・・・・・最近はそうでもないケースもあるようですが・・・・・)

というわけで、公務員に「安定」を求めるなら、給与面と首切りの心配がないという点だけにしておきましょう。

それだけでも民間企業に比べたらずっと安心です。



女性もどんどん出世していますし、男女での給与の差はないので、「男性に養ってもらう必要がない」ことからでしょうか、公務員の女性の離婚率は高めというウワサがあります。


現在は、民間企業では、親の介護のために退職する人がかなり増えているようですが、公務員だからといってその事情が改善されるわけではありません。
「いやなら辞めろ」という雰囲気は、人事側にも、そして国民側にもあるのですから、今後は介護のために退職を待たずに辞めていく公務員も増えるのではないでしょうか。

まだまだ先のことに思えるでしょうが、「誰が親の介護をするのか」と考えると、果たして退職年齢まで在職していられるのか。
実際に直面してみないととても想像できないと思いますが、公務員になったからといって、安定した老後まで約束されているというわけではない、という事実も知っておきましょう。

定年を待たずして退職しても、公務員には「雇用保険の給付」は1円もないことも覚えておくとよいでしょう。

つまり、家族の介護のために定年を待たずに退職した場合、年金をもらえる年齢になるまで、完全に無給状態となります。

そのあたりを考えると、安定した給料がもらえるからこそ、早いうちから少しずつでも貯金を始めていくのが、本当に安定した老後につながっていくのではないでしょうか。
いくら安定した給料をもらっていても、支出が多ければ意味がありません。

結局、安定した老後を実現させるかどうかは、自分次第なのです。

交番で拳銃を誤発射

交番で拳銃を誤発射=点検中ミス、けが人なし−神奈川県警

YAHOOニュースより引用

9日午前零時すぎ、横浜市港南区港南台の神奈川県警港南署港南台駅前交番で、同署地域二課の男性巡査部長(27)が拳銃を点検中、弾丸一発を誤って発射した。弾は室内のシュレッダーを貫通してコンクリート製の壁にめり込んだ。けが人はなかった。
 同署によると、巡査部長は休憩室で休んでいた際、拳銃(回転式、38口径)の弾丸がすべてそろっているか不安になり、点検を始めた。
 撃鉄の作動点検中、一度引いた撃鉄を戻す前に誤って引き金を引いたという。室内にいたのは巡査部長一人だった。
 県警の規則では、通常拳銃の手入れをする際は所属長の許可を得た上で、第3者が立ち会い、弾を抜いて行わなければならない。巡査部長は許可を得ず単独で点検していたという。 


以上、YAHOOニュースより引用


いかなる理由があっても。
「誤って引き金を引く」ことはあってはならないのです。

それが繁華街の真ん中だったらどうするんですか。

人に当たっていたら「誤って引き金を・・・」では済みません。




でも、「弾丸がすべてそろっているか不安になり」という理由に、とても悲しいものを感じます。

私達が、「ん?ガスの元栓閉めたっけ?」と不安になるのと同じようなものだと思います。
一度気になったらもう気になって仕方がない。
「不安」という言葉も出てきています。

確認して安心できるのなら、確認してしまうものです。
人は安心を求めるもの。
その心情もわかります。

でも、確認は常にしているはず。
弾は揃っているか。
拳銃の手入れは十分か。
「いざというとき」に使えるか。
常に点検しているはずです。

なのに、「不安になってしまった」

批判するのは簡単ですが、ちょっと悲しいです。



いろいろと問題はありますが、怪我をする人がいなくてよかった。

ただそれだけです。



この警察官の記録はずっと残ります。
昇進時や人事評価の際、常にチェックされます。
警察官を管理する体制はとても細かいので、このような失敗は絶対に記録から消えることはありませんし、この先どんなに実績を積んでも、帳消しにはならないでしょう。
それが警察という世界です。

高校教師「冗談のつもり」 女生徒にメイド服撮影強要

高校教師「冗談のつもり」 女生徒にメイド服撮影強要

イザニュースより一部引用
女子生徒が「メイド服は着られません」と告げると、教諭は「(自身が担当する)国語の単位をあげないぞ」と強烈なアカハラ(学校内での嫌がらせ)発言。女子生徒は卒業できなくなることなどを心配し、やむなく撮影に応じた。
以上、一部引用


51歳の教師です。
「強要」とありますがこれは脅迫といってもいいのでは。
卒業できなくなると思い撮影に応じたのなら、脅迫でしょう。
で、教師は「冗談でした(^O^)/」と言ってるわけですね。

最近の若い者は・・・・・

と、口にするのがこの年代の口癖ですが。
そんなことも言えないようになってきてます。

前回の記事では42歳の市職員が交際してほしいからと女性に生活保護辞退の書類を押し付ける。
今回は冗談で教え子を脅迫してコスプレさせる。

全部、自己満足ですよね。
自己満足するためには手段を選ばない。


そういう人は、公務員であるかどうか関係なく、そして老若男女関係なく増えています。
それが許されると思ってしまうような世の中にしてしまったのは、誰なんでしょうか。

広島市職員を逮捕

別れた女性に「生活保護辞退届」 広島市職員を逮捕

YAHOOニュースより一部引用

生活保護を受けていた元交際相手の女性(30)に、暗に生活保護を辞退するように脅したとして、広島県警捜査2課と県警東署は9日、強要未遂の疑いで、広島市職員(42)を逮捕した。

 県警の調べでは、容疑者は昨年4月から中区役所でケースワーカーとして勤務しながらこの女性と交際、9月下旬に別れを切り出されると復縁を迫って同区内の女性宅に押しかけ、「福祉の者ですけど。開けなさい」などと怒鳴って玄関ドアを叩くなどしたほか、自分で公文書のようにみせかけて「生活保護辞退届」と記載した文書を女性宅の郵便受けに入れた疑いが持たれている。

 県警によると、容疑者は調べに対し、「交際を続けたかったので思いあまってやってしまった」と供述、容疑を認めているという。


以上引用。

で、これだけのことをして、交際を続けられると思ったのでしょうか。
もしもこれで「復縁」できたとします。
なら、容疑者は満足するのでしょうか。
自己中心的な考えもいいところだと思いますが。
この容疑者によって、「交際する」とは一体どういう意味なのでしょうか。

42歳にもなって。

今まで公務の仕事を続けてきたのに、「公務員とはどうあるべきか」を全く身につけることができなかったようです。
自己満足のために、自作した生活保護辞退届を作るなんて呆れます。
「誰のおかげで生活保護がもらえてると思っているのか」という気持ちを持っていたのかもしれません。
別にこの容疑者のお金ではないのですが、42歳にもなってそのあたりの区別もつかないようではちょっと迷惑ですね。

政治資金規正法

今日のNHK6時10分からの「週刊こどもニュース」の話題に、「政治資金規正法って?」がありました。

いつも子ども向けに模型を使った説明をしてくれます。
大人にもわかりやすい説明です。

「規制法」ではなく、「規正法」だったのですね。
それもこどもニュースのおかげで知りました。

実は世界の紛争もほとんどこの番組に教えてもらいました。
文章だけで読むのと、模型を使った説明とでは、やっぱり理解度が違うのです。

それは大人も子供も同じ。

大人だからって、文字だけで全てを理解するべき、そして表現するべき、というのではなく。
説明する相手に合わせて、そして説明する内容に応じて、文字、数字、画像、いろいろな表現で一番適切な説明をその都度判断していけるか。

情報を伝えるということは実はとても難しい。

と、あらためて感じました。

肩たたき

希望退職に「希望」は… 公認された「肩たたき」

イザ!ニュースより一部引用

「本人がつらいのと同じくらい、会社もつらい。なぜなら、重大な落ち度のない社員には、解雇の理由が見つからないからです。だからこそ希望退職や退職勧奨が拡大解釈されて使われる恐れがある。どうしても辞めたくない人は『辞めない』で押し通せばいい。ただし閑職に追いやられ、会社側と闘う覚悟を求められることもある」

 現在バーチャルリストラ部屋へと通勤する右近さんに20年後の日本を占ってもらうと、「人間が部品になる」「使い捨て人間が増える」と過激な言葉ばかりが飛び出してきた。まるで「派遣切り」にあった労働者のようだった。


以上、引用です。

これも予想されていた動きかと思います。
派遣切りをすれば会社経営が安定するほど、今は楽な経済状況ではありません。

家計だって、「節約」しますよね。
会社も同じことをしているだけのこと。



と、割り切るにしては、家計と会社と同じにするにはあまりに「人の人生」に与える影響が違いすぎるとは思いますが。

本当に人を減らさないと経営は成り立たないのか。
どんどん「経験者」がいなくなってしまうのは、経済が復活した時に逆に不利になるのではないのか。
そのあたりの考え方も、会社によって違うとは思いますが。
子供が生まれて育児休業が必要になったことを理由に解雇というケースもあるようですし。


経済が復活したら、お金さえ出せば優秀な人材は集まってくる

・・・・でしょうかね、本当に。

その考えも、ちょっと甘い気もします。



7週連続値上がり、110.3円 2日現在

7週連続値上がり、110.3円 2日現在

YAHOOニュースより引用

「石油情報センターが4日発表した石油製品の小売価格調査(2日現在)によると、レギュラーガソリンの全国平均価格は前週比0.7円高の1リットル=110.3円と、7週連続で値上がりした。110円台をつけたのは昨年12月22日以来で、1月13日の安値(106円)から4.3円上昇した。石油元売り各社の減産で供給過剰感が薄まったことが主な要因。」

以上、YAHOOニュースより引用


ちょっと前まで、100円しなかったような気がするのですが。
もう110円になってたんですね。
ガソリン代も、世界経済・・・というか、世界中の投資家次第でどんどん変わっていってしまうものというイメージがありますが。

確か異様にガソリン価格が高騰したのも、アメリカ経済がなんだか怪しいことになってきて、次の投資先を探して石油とか小麦とかに投資マネーが流れ込んだから・・・というような解説を読んだような気がします。

しかし今回の場合はちょっと別の要因も入っているようです。
供給しすぎたから押えましたというところですね。

企業の都合でころころ価格を変えられても、消費者が困るんですが。
ガソリン価格は変動して当たり前、みたいな感覚が、企業側にも消費者側にもありますから、仕方ないことなのかもしれません。

派遣斬りの実態

ブログネタ
日本経済 に参加中!
<派遣切り>公表内容、企業間で差

YAHOOニュースより引用

派遣労働者の大規模削減に関する情報をどこまで公表するかで、メーカーの対応が大きく分かれている。自動車業界では削減前の人数や削減数を自発的に発表する企業が多いが、電機業界では削減数も不明なメーカーがある。国への報告や公表は義務付けられておらず、厚生労働省も「公表するか否かは各社の判断だ」とする。一方で、社会的影響が大きいため「大規模削減の場合は、一定のルールに基づいて発表すべきだ」との提言も出始めている。


以上、YAHOOニュースより引用


厚生省発表では、派遣切りの数、現在15万人。
しかし別の団体の試算では、40万人とも言われています。

実際はどれだけの人が派遣切りされているのか。
首を切られた人が生産に携わった商品は世の中にあふれているのに。
そしてこれからもどんどんあふれていくのでしょう。
作った人の生活はもう壊れているのに。

「心のこもった料理が一番おいしい」なんて綺麗事がまかり通っていますが。
では、商品に対してはどうなのでしょう。

大小に関係なく、モノに対する意識、今の日本人はどうとらえているのでしょうか。
使い捨て、経費削減、効率化、大量生産。
そして派遣切り。

その結果、これだけの人数の生活が破たんに追い込まれようとしてします。
そしてその人たちが使っている様々なモノも、また首を切られた派遣社員が生産に携わったモノばかりかもしれないのです。

とても皮肉な時代です。